こんにちは!IUCN-Jユースコーディネーターの一華です☺🌱

IUCN-Jでは、『自然と未来フォーラム』という15-35歳の若者が集うフォーラムを開催しています!一人一人が自分の次の一歩や目標を見つけ、自身の望む未来に向かって踏み出す会です🌟

第1回を昨年、山梨県南アルプス市で開催し、スタッフも含め65名の若者が集まり、各々に行動宣言を行いました🙌

前回の様子は、こちらの動画からもご覧いただけます👀


プログラム内では、
・モデルケースを見つけるラウンドセッション
・森の見方を知るフィールドワーク
・フィードバックをもらえる行動計画WS
・参加者の活動が見える展示
・参加者による即興自主企画の早朝ワーク等々…
様々なコンテンツを実施しました!
各コンテンツの詳細は、Future Collective Sessionや、開催が決まり次第Blogでもお知らせしていきたいと思います☺

『自然と未来フォーラム』では、ロールモデルや課題について学び、様々なアプローチでネイチャーポジティブに取り組む意欲的な仲間とつながって、自身のやりたいを言語化し、それぞれが歩みたい未来を宣言をします。ネイチャーポジティブをこれから始めてみたいという方や、今の活動や自身のキャリアをもっと広げたいという方にはぴったりな場所です!
実際に、このイベントで宣言した未来が現実になったという声もお聞きしています🤩

「諦めていた環境系を目指して就職活動を始めた!」
「実際に環境系に転職できた!」
「新たな活動に参加できた!」
「行動宣言が実現して、地域のリーダーに!」

IMG_2006.JPG 359.69 KB@なるき@ひなた も参加してくれていたので、気になる方はぜひ二人にも声をかけてみてください☺)

こうした若者のパワーを引き出す機会を全国のユースへ届けるために、今年も『自然と未来フォーラム』を開催したいと考えています!今年は滋賀県にて、琵琶湖を舞台に9/14-15に開催予定です🌟

舞台の背景    ~大阪万博での夢洲開発問題~

琵琶湖のある淀川水系河口の大阪湾では、2025年大阪・関西万博の会場整備のため人工島・夢洲の広大な湿地や草地の埋め立てが行われました👷

この場所は元々、ゴミや土砂で造成された人工島でしたが、自然の力によって湿地やヨシ原、干潟が形成され、多くの渡り鳥や絶滅危惧種が集まり、中継地や繁殖地として利用されるようになりました🦢大阪府の生物多様性ホットスポットAランクにも指定される希少な湿地です💧特に、水辺を中継地点とするシギ・チドリ類、コアジサシなどにとって、夢洲は命をつなぐ重要な場所でした😢

しかし、万博準備に伴う開発、そして万博後にはIR計画によって、夢洲の自然は危機的な状況にあります。
IUCN-Jメンバー団体を含む環境NGOや専門家が保全を求める声を上げていますが、開発と自然保護のバランスはいまだ課題が残るままです。


私たちユース世代が声をあげる意味

夢洲の湿地開発問題は、単なる「一か所の自然破壊」ではありません。渡り鳥は国を跨いで各地を移動し、魚たちは川と海、海と山を繋いでいます。こうした生態系同士のつながりが無視され続けてきたことで、私たちの生活基盤である自然は失われてきました。

ユースは未来の代表者です。流域全体の水循環や生態系のつながりを断ち切ってしまうことで、生きものたちの暮らしはもちろん、気づかぬうちに、未来の社会や私たち自身の暮らしにも影響が及びます。

影響を受ける当事者である私たちユースが、地域の自然の価値に目を向け、その大切さを社会へ問い直すことは、持続可能な未来への重要な一手となります。

私たちと一緒にネイチャーポジティブを始めよう!

今回の『自然と未来フォーラム』では、こうした背景を踏まえて、淀川流域上流部である琵琶湖を舞台に、ユースの活動を活性化し、本来の自然のつながりを取り戻すきっかけになればと考えています。

現在、『自然と未来フォーラム』の中で、ユースの声を形にして、社会へ発信する機会を模索中です!
私たちIUCN-Jでは、ネイチャーポジティブを目指して、一緒に活動をしてくれる仲間を募集中しています!参加してくださる方はぜひFuture Collective Sessionへお越しください✨
皆様からのご参加をお待ちしております☺
https://npositive.jp/events/855c4bdb4bd0