IUCN-J会長 道家が気になったニュースを毎週発信していきます。今週はこの3つ!みなさんからのコメントもウェルカムです! 

🐯第3回国連海洋会議がニースで開催中(6月13日まで)

フランスのニースという町で、国連海洋会議(UNOC3)が開催されています。
非常にざっくりですが、①「ニース海洋行動計画(Nice Ocean Action Plan)」の採択、
②公海生物多様性協定(BBNJ/High Seas Treaty)の批准促進、③海洋保護目標「30by30」の進展、④破壊的漁法(底引き網等)のモラトリアム(禁止)提案、⑤「ブルーファイナンス」支援強化と資金動員が話題です。

今、②の話題で、何か国が協定に批准したかは、下記で最新の情報が見られます(日本は国会で批准の承認が下りたはずなのですが、今回の会議では間に合わなかったようです)

🐦循環経済社会のための科学パネル設立に向けて交渉続く

「最新の科学的知見(Sound Science)」の存在が、国際政策と国際協調には欠かせません。気候変動のIPCC、生物多様性のIPBESという組織が、それぞれ複雑性の中で、科学的に今言える知見をまとめ上げています。
そのような中、国連環境計画では、化学物質、廃棄、汚染というサーキュラーエコノミー推進のための最新の知見を産み出す機関の設立に向けて交渉会合を開催予定です。

🐬人口減少で生物多様性が損失する可能性も明らかに

モニ1000里地調査は「長期の市民参加型調査」という他の調査にない特徴を持っています。市民調査員の全国の一つ一つの努力の積み上げが、Nature Sustainabilityにて論文として発表されました。「人が減れば自然が戻ってくる」という言説もたまに目にしますが、必ずしもそうではないという、人と自然の関りの重要性を教えてくれる発表です。

今週は以上です。皆さん気になったニュースはどれでしょうスタンプ(🐯🐦🐬)で教えてくれるとうれしいです。皆様からのリアクションお待ちしております✨