2025年3月に「Nature+」を立ち上げてから、これまで3回Future Collective Sessionを開催してきました!様々な情報交換が行われ、課題意識の共有も行われたように思います!これまでのアーカイブ集をご案内いたします。よかったら見返してみてくださいね🌈

【3/28実施】    Future Collective Session    「仲間で集い、語らう、このコミュニティへの希望」

記念すべき第1回となるFuture Collective Session    「仲間で集い、語らう、このコミュニティへの希望」では、それぞれの自己紹介と道家さんからのグリーンジョブに関するインプットと目指したい未来像を語ったのち、みんなで意見交換を行いました🌟

今回は、ネイチャーポジティブとビジネスの分野で活動されている方がいらっしゃったので、ビジネス分野でのネイチャーポジティブから話が始まりました。

企業がネイチャーポジティブを進める上での課題として、経営層からの理解が得られないことが挙げられました。
そんな中で電気電子4団体が出している、以下の資料が生物多様性の重要性を伝えるツールとして出されていることが挙げられました。

Let's Study Biodiversity! (LSB)


また、日本企業が変化しづらい要因として、改革を起こすための知の探索が足りないという講演があったことが述べられました。一つの物事を深ぼっていくのではなく、他分野を業界に取り入れることで、改革が起こることから、里山×婚活の事例のように異分野とのコラボレーションの場をこのコミュニティでも挑戦していきたいという意見が出ました。

茶畑やリジェネラティブ農業を実践しているメンバーもおり、里山の保全活動といった現場に楽しんで帰ってもらうことが理想であることに共感が集まりました。経営層も含む多様な人々にフィールドに来てほしいという話題から、どんなフィールドがおススメか?という話になりました。

遠方だけでなく、関東圏にも多様なフィールドがあることがわかり、都市圏でもアリの観察会を行った事例が紹介されました。都市にも実は5~6種類のアリを見ることができ、日本自然保護協会のアリの識別票が共有されました😍

アリの識別表
https://www.nacsj.or.jp/official/wp-content/uploads/2018/06/shirabe2018arishirabe_manual.pdf

今回は、国際からビジネス、フィールドまで幅広いお話をすることができました。最後にはフィールド行きたい!という言葉を4連続で頂き、このコミュニティ内でも対面で集まり、フィールドへ赴く機会を作っていきたいと思っています。

(参考)イベントページ
https://npositive.jp/events/3463ed3b47fa


【4/25実施】    Future Collective Session    「創造するネイチャーポジティブコミュニティー」

第2回となるFuture Collective Session    「創造するネイチャーポジティブコミュニティー」では、@やまもと あさみ さんからOSIROの使い方説明と、それぞれの自己紹介、道家さんからのIUCNに関するインプットののち、みんなでこのコミュニティでやりたいことの共有を行いました🌟

IUCNに関するインプットでは、各生態系や動物園水族館、野鳥、ソテツ等多様な分野で活躍するメンバーを紹介しつつIUCNというユニークで強力なネットワークについて語られました。こうしたメンバーを一つの場に召集し、対話の場を設ける「会議を開く力」がIUCNの強みでもあります✨


自己紹介やインプットの間、チャットでもやりたいことや感想、情報が共有され、盛り上がりを見せました🔥
国際的な情報交換や自然に関心の高いメンバーとのディスカッション、COPへの参加、フィールドツアー等様々な意見が寄せられました。

その後、二つのブレイクアウトルームに分かれ、対話を行いました。
一つのチームでは、政治や経済と絡め、自然を守っていくにはどうしたらいいか?について話されました。
「データを取っても活用できる?気候分野では、カーボンクレジットもあるけど、自然分野では??」
そんな疑問について話されました。
自然要素を含んでいるカーボンクレジットがあり、ピートランド(泥炭地)やサンゴ、マングローブなどでクレジットの運用が始まっていることが紹介されました。
ビジネスや仕組みを構築して自然を守ろうとしている人からみっちり話が聞きたい!ということになり、IUCNメンバーから専門家を招いてトーク会を行うビジョンが見えてきました

もう一つのチームでは、絶滅危惧種と動物園やペットショップのあり方についての話がありました🐘🦒🦁
絶滅危惧種がなぜ絶滅に瀕しているのか?動物園では、動物を閉じ込めているように見えることもあるが、どう在るべきなのか?
いろんな視点を交えて話をしたそうです👀
また、『バランス』が生態系にとっては大切だが、見えないため、気づけないという指摘もありました。

私たち自身がネイチャーポジティブになっていくために、今回やりたいこととして多かったのは、「まずは知ること!」だったように思います!
今後、IUCN-Jのネットワークを活かした専門家とのみっちりディスカッションを展開していきたいと思いますので、乞うご期待ください🌟

(参考)イベントページ
https://npositive.jp/events/b0498d515558

【5/23実施】    Future Collective Session #3    「インパクト会議!市民社会におけるNPの拡大」

第3回のFuture Collective Session    「インパクト会議!市民社会におけるNPの拡大」では、改めて@あや さんからOSIROの使い方説明と、今回はMuralというホワイトボードツールを使い、それぞれの自己紹介を行いました。
当日使ったボードはこちら!
https://app.mural.co/t/futuresessions6129/m/futuresessions6129/1747614647128/7e9ebb67b14c2542cfcd67aba8b8f299ab09ec77

今回のインプットパートは、
道家さんのIUCN-Jで今後やりたい事業(夢)でした🌈
・自然保護活動の価値を見える化することによるグリーンジョブの確立
・流域単位など大きいスケール自然保護活動を打ち出すためのコミットメントファンド💰
・自然保護団体が一つのビルに集まり、日常的に情報交換ができるオフィス🏢
・日本での国際会議の開催
が挙げられました

中でも、2026年夏にNature Positive Global Summitという国際会議を日本で開くことについては、現実性が高まっている!!🔥という話もあり、
Nature+コミュニティのメンバーがその国際会議に「どんな関わり方をしたいか?どんな場になるといいか?」を話し合いました🌟

「コミュニティメンバーが国際会議への運営などに携われる!」
「日本の事例を発信する!」
「里山のような人の手が入ることで守られる自然について伝える!」
など様々な意見が出されました💬

今回の意見交換を受けて、
『Nature Positive Global Summitに向けて、コミュニティ全体で学びやスキルを深め、会議当日は実際にメンバーが足を運び、集う場にする!』というコミュニティの全体目標ができたような気がしました。

今後、Nature Positive Global Summitに向けて、皆で学びを深める機会をつくれたらと思っています!
こんなことを学びたい!といったご意見や疑問、リクエストがあれば、お気軽にお寄せくださいね!

(参考)イベントページ
https://npositive.jp/events/a87033d0af27

次の未来へ!動き出すFuture Collective Session

これまでの三回は、自己紹介やコミュニティーでやりたいことなどお互いの理解を深めていくことがメインでした🌱
次回からのFuture Collective Sessionは、ガラッと変わって、実際にこのコミュニティメンバーで企画や活動に取り組む場にしていきたいと思っています🔥
早速、第4回のFuture Collective Sessionは、7月2日(水)19時から「自然と未来フォーラムに向けたネイチャーポジティブな企画会議」を開催予定です!
皆さんと一緒に活動できることを楽しみにしています😊
https://npositive.jp/events/855c4bdb4bd0