IUCN-J会長 道家が気になったニュースを毎週発信していきます。今週はこの2つ!みなさんからのコメントもウェルカムです!

5月22日、生物多様性の日に向けて、様々なニュースが出ています。今回は海外の動きを少しピックアップしてご紹介します

ビジネスフォーネイチャー新たな戦略を発表


世界各地の1500社以上の企業ネットワークが生物多様性を企業が取り組む際の戦略(大きな方向性)を更新しました。変更点は、国内(現場)での実施を意識しているところでしょうか。

欧州で過去最多の河川障害物を撤去


欧州の生物多様性戦略の中には、河川の自然再生目標が組み込まれており、2024年、欧州では過去最多となる542のダムや堰などの河川障害物が撤去されたそうです。日本では、「川じまい」の必要性が研究レベルでは検討 されているのですが、すでに実践が進む欧州の動きは注目です。

ネイチャーポジティブ・イニシアティブ、自然の状態を測る新たな指標の試験運用の開始を発表

自然の状態を測る、最小であるが広く共通となる考え方が今春発表されましたが、その試行運用を行う企業が選出され、取組が始まったことが発表されました。日本の企業も伝えきくと3社ほど選ばれているそうです。結果を聞けるのが楽しみです。

英国が、途上国におけるネイチャーポジティブ経済の推進のために、720万ポンドの支援を公約

1月の発表ですが、英国政府による途上国支援の動きが発表されました。ネイチャーポジティブ経済移行戦略を、環境省・農林水産省・国土交通省・経済産業省の連名でまとめているなど日本でも注目のアプローチです。